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大型連休のさなか、3歳年上の姉(30)一家と旅行を楽しみ、2歳になるおいと数日間一緒に過ごした。姉の子育てを目の当たりにして「やっぱり育児は大変」と実感したが、すっかり母の顔になった姉は本当に幸せそうで、うらやましくも思った。
以前「女性は子育てで成長できる」という“カツマー”こと勝間和代氏の持論を紹介したところ、賛否両論、たくさんの反響をいただいた。 《子供は作らない、出産はしないと決めて結婚しました》とは、39歳の既婚女性。《愛する人と二人きりで自由に暮らすほうがいい》。女性は、自身の選択に対して他人から非難を受けたこともあったというが、行間からは、恋人同士の延長のようなご主人との円満ぶりも伝わってきた。 一方、結婚12年目のときに特別養子縁組で娘を受け入れ、念願の母になったという高知県の女性(59)は《娘にはどれだけ感謝しても足りない》とつづり、《産めるのに産まない女性はもったいない》と記していた。 「産んでよかった」という声は多数いただいたが、中でも印象に残ったのは《私は生まれ変わっても出産したい。今、となりに横にいる子供たちにまた会いたい》という28歳の女性の言葉。お子さんへの優しいまなざしが目に浮かび、温かい気持ちになる。 ただ、現実問題として、子育てにはさまざまな苦労も避けられない。 6歳半の双子のお子さんに広汎(こうはん)性発達障害と自閉症があるという海外在住の40代の女性は《身勝手かもしれないが、なぜ子供なんかほしいと思ったんだろう》と、苦しい心情を吐露する。子供への愛情の裏側にある思いなのだろうが、日々の生活に対する切実さが伝わる。 さまざまな意見をいただく中で、「なぜ産むか」の背景には、違いがあると感じた。愛の結晶として、親に孫の顔を見せたい、心からいつくしむ対象がほしい…。恋人すらいない筆者にとってはまだ現実感はないが、それぞれのお母さん方の深い思いが、文面から伝わる。(奈) Eメール Kaze@sankei.co.jp FAX 06−6633−1940 郵送 〒556−8661(住所不要)産経新聞社会部「風」 お便りには、ご自身の電話番号、年齢を明記してください 【関連記事】 ・ 子育て女性、再就職は「生活のため」 かながわ女性センター調査 ・ 「おむつなし」で育児に自信 排泄サインで通じる気持ち ・ 「母になるための環境」日本は32位 ・ 0〜5歳児の子育てリーフレットを作成 東京都世田谷区 ・ 藤森夕子、ママ向け補正下着をプロデュース ・ 少子化を止めろ! ・ 味の素、37億円申告漏れ(時事通信) ・ 首相、17日以降に沖縄再訪問へ(読売新聞) ・ 「いったい何をしに来た」説明不足に沖縄怒り(読売新聞) ・ 政策、理念は置き去り…参院選候補、民主、自民など各党とも著名人頼みの傾向(産経新聞) ・ 性被害、親に言えず…教え子暴行発覚せず20年(読売新聞)
by dnxtpo4t8p
| 2010-05-12 11:25
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